FM多摩 閉局

聖蹟桜ヶ丘駅前のKビルにあるラジオ局。3月末に閉局します。
まさに地元の放送局でした。それだけにとても残念です。なすべきことがあったように思えてなりません。
ときどき聴いていましたが、熱心なリスナーではありませんでした。ですから、放送終了の理由についてあれこれ詮索するのは控えます。
それにしても、FM多摩の閉局を機に改めて考えたのですが、ラジオって、ビジネスなのでしょうか。それともカルチャーなのでしょうか。
マス・コミュニケーションの道具として、ラジオはその役割をほぼ終えていると思います。代替手段がたくさんありすぎます。
照明にたとえて言えば、かつて主役だったランプは、白熱電球に置き換わり、その白熱電球も、最近では次々と生産が停止され、蛍光灯に、さらにLED照明へと移り変わっています。照明としてのランプは、ごく限られた場合を除いて、その役割を終えています。
一方で、ランプの柔らかい光と暖かい色みには、何とも捨てがたい魅力があります、しかし、そう言われるときのランプは、産業(ビジネス)とは別次元の、伝統や文化の世界に属する工芸品です。
かつてラジオ放送が担っていた、広くあまねく情報やメッセージが行きかう場としての役割は、形を変えてネットに受け継がれました。
長い時の流れを経て、ラジオは、無形文化財のようなものに変わったのかもしれません。新聞やテレビも、少し遅れて、ラジオの後を追いかけているような気がします。